OSSの生活史 第一集

語注

公開中の 9 篇に付けた 181 項目です。読者がオープンソースに詳しいとは限らないので、固有名詞に短い注を付けています。見出し語のリンクは Wikipedia の記事です。事実と違うところがあれば直します。

全角半角、ひらがなカタカナ、大文字小文字は区別しません。

第一篇 大神祐真(へにゃぺんて)16 項目

川合秀実、OSASK
OSASK は川合秀実氏が個人で開発した OS。著書『30日でできる! OS自作入門』(二〇〇六年)は、自作 OS の入り口として広く読まれた。SecHack365 のトレーナーでもある。
坂井弘亮
『12ステップで作る組込み OS 自作入門』などの著者。OSC などで自作 OS の発表を重ねてきた。SecHack365 のトレーナーでもある。
Mona OS
ひげぽん氏が二〇〇二年に 2ちゃんねるの掲示板で開発を始めた自作 OS。掲示板の住人を巻き込んで作られた。
fumi2kick、ぽえりな
fumi2kick は rerofumi 氏のサイトの名。『ぽえりな Linux 萌え萌え大作戦』は二〇〇四年に秀和システムから出た本で、壁紙、ウィンドウマネージャ、GTK+ のテーマ、アイコンなど、Linux のデスクトップを飾る方法を扱う。OS 擬人化と同じ時期にあたる。
Flash 動画
Adobe Flash 形式で作られた動画やゲーム。二〇〇〇年代のウェブで流行した。面白 Flash 倉庫は、それらを集めた個人サイトの一つ。
ISDN、ADSL
いずれも電話回線を使った旧世代のインターネット接続。ISDNは上下とも六四キロビット毎秒で、ADSLはそれより高速だった。
TOK2
かつてあった無料のホームページ提供サービス。広告の表示を条件に、容量無制限で使えた。
ふたばちゃんねる
画像を投稿できる匿名掲示板。
OSたん、OS娘
WindowsなどのOSを女の子として擬人化する、二〇〇〇年代の匿名掲示板発の文化。
TRON、μITRON、TOPPERS
TRON は坂村健氏が提唱した OS の仕様。μITRON はその一つで、TOPPERS はその実装。
ブートローダ、ユーザーランド
ブートローダはOSを起動する最初のプログラム。ユーザーランドはOSの中核(カーネル)の外側で動く部分。
connpass
技術系の勉強会やイベントを告知・募集するサイト。
OSC
オープンソースカンファレンス。全国各地で開かれる、主にコミュニティが出展する催し。
技術書典
技術書だけを扱う同人誌即売会。
アップストリーム
派生元となる本家のプロジェクト。
SecHack365、セキュリティ・キャンプ
いずれも情報セキュリティ人材の育成を目的とした、国の事業による長期・短期の講座。

第二篇 岡本晃朋14 項目

RVC
Retrieval-based Voice Conversion。話し手の声を別の声に変換する、オープンソースの音声変換ソフト。
Stable Diffusion
文章から画像を生成するAIモデル。公開されたことで派生ソフトが多数生まれた。
VITS、ベクトル量子化
いずれも音声合成に用いられる技術。VITSは音声合成のモデル、ベクトル量子化は情報を離散的な符号に置き換える手法。
PyTorch
機械学習のモデルを記述・学習させるためのライブラリ。
スーパーサイエンスハイスクール
文部科学省が理数教育の重点校として指定する制度。SSHと略される。
SEEDS、GSC
いずれも高校生向けに大学が開く、研究に触れる講座。SEEDS は大阪大学の「SEEDS プログラム」、GSC は東京大学の「グローバルサイエンスキャンパス」。
スパイクソート
脳に刺した電極で記録した信号から、どの神経細胞の発火かを仕分ける処理。
ニューロモーフィックコンピューティング
脳の神経回路の仕組みを模した計算方式。
F0
音声の基本周波数。声の高さにあたる。
SpeechBrain
音声処理向けのオープンソースの機械学習ツール群。
スカッシュマージ
複数の変更を一つにまとめて本家へ取り込む方式。
JOAI
日本人工知能オリンピック。二〇二四年に始まった国際人工知能オリンピック(IOAI)の、日本代表を選ぶ中高生向けの大会。
BLIP、CLIP
いずれも画像と言語を結びつけるAIモデル。画像から説明文を作るなどに使う。
国立情報学研究所
情報学の研究を行う大学共同利用機関。NIIと略される。

第三篇 大澤文孝18 項目

I/O
工学社が発行する月刊のコンピューター誌。一九七六年創刊。読者がプログラムを投稿する時代を経て、現在は電子工作を多く扱う。
マイコン
マイクロコンピューター。一九七〇年代から八〇年代の、個人向け小型計算機の呼び名。
パソコン通信
インターネット普及以前の、電話回線で中央のホストに接続して掲示板や電子メールを使う仕組み。
インターネットマガジン
インプレスが一九九四年から二〇〇六年まで発行したインターネット専門誌。
Visual Basic
マイクロソフトのプログラミング言語。かつて専門誌が存在した。
ムック
雑誌と書籍の中間の形態。発売日が定期でない。
PC Watch、ITmedia
いずれも一九九〇年代後半に始まった、コンピューター関連のニュースサイト。
モウフカブール
語り手が小笠原種高氏とともに活動する創作サークル。コミックマーケットでは写真集を、技術書典では技術同人誌を頒布している。
技術書典
技術書だけを扱う同人誌即売会。
サン・マイクロシステムズ
Java を作った米国の計算機メーカー。二〇一〇年に Oracle が買収した。
Schoo
オンラインの動画学習サービス。
OSC
オープンソースカンファレンス。
デブサミ
Developers Summit。開発者向けの講演イベント。
PLATEAU
国土交通省が進める、日本各地の3D都市モデルを整備・公開する事業。データはオープンライセンスで提供される。
ROS
Robot Operating System。ロボットを制御するためのソフトウェア基盤。
React、Vue
いずれもウェブ画面を組み立てるためのJavaScriptのライブラリ。
バイブコーディング
生成AIに任せてコードを書かせる進め方。
Linux Foundation
Linuxをはじめとするオープンソースの開発を支える非営利団体。企業からの資金で運営される。

第四篇 大釜秀作18 項目

PC-1211
シャープが一九八〇年に発売したポケットコンピューター。電卓の形をしていて、BASIC が動いた。
X68000
シャープが一九八七年に発売した個人向けコンピューター。ゲームの表現力で知られた。
Z80、MC6809、MC68000
いずれも当時の CPU。Z80と MC6809は八ビット、MC68000は十六/三十二ビット。
CISC、RISC
CPU の設計思想。命令を多く持たせるのが CISC、単純な命令に絞って速度を上げるのが RISC。MIPS 社の R2000・R3000は後者の代表。
Pascal
手続きの構造を明確に書かせる、教育にも用いられたプログラミング言語。
データフロープロセッサー
命令を順に実行するのではなく、データが揃った処理から動かす方式の計算機。
LISP
人工知能の研究で長く使われてきたプログラミング言語。
UUCP
電話回線でデータをバケツリレー式に転送する仕組み。インターネット普及以前の電子メールとニュースを支えた。
ニュースグループ、fj
話題ごとに記事を投稿し合う分散型の掲示板。fj は日本国内向けの一群で、from Japan に由来する。
WIDE
日本の大学や研究機関を結んだ学術ネットワークの研究計画。
NCSA Mosaic
一九九三年に公開された、画像を表示できる初期のウェブブラウザ。
Slackware、Solaris
前者は初期の Linux ディストリビューション、後者はサン・マイクロシステムズの商用 UNIX。
Mozilla、Firefox、Thunderbird
ネットスケープの公開されたソースを源流とする、ブラウザとメールソフト、およびその開発団体。
OpenOffice.org、LibreOffice
無償で使えるオフィスソフト。前者から分かれたのが後者。
PostgreSQL
オープンソースのデータベース管理システム。
CSIRT、PSIRT
組織の情報セキュリティ事案に対応する専門チーム。製品を対象とするのが PSIRT。
Black Duck
ソフトウェアに含まれるオープンソースとそのライセンスを検出する検査サービス。
Ruby のまつもとさん
まつもとゆきひろ氏。プログラミング言語 Ruby の作者。

第五篇 橋本和麿17 項目

ウディタ
WOLF RPGエディター。SmokingWOLF 氏が公開している、無料のゲーム制作ツール。プログラムを書かなくてもRPGが作れる。
Scratch
MITメディアラボが開発した、ブロックを組み合わせて動かす学習用のプログラミング環境。
Unity
ゲームエンジン。3Dのゲームなどを作るのに使われる。記述にはC#を用いる。
Next.js
JavaScriptでウェブサイトを作るための枠組み。
ニコ動
ニコニコ動画。動画に視聴者のコメントが流れる、日本の動画投稿サイト。
デュプリケート
すでに登録されているのと同じ内容のイシュー。重複。
イシュー、PR
GitHub上で、不具合や要望を登録するのがイシュー、修正内容を送って取り込みを求めるのがプルリクエスト(PR)。
Misskey
しゅいろ氏が開発した、日本発の分散型SNS。誰でも自分のサーバーを立てられる。絵文字の文化で知られる。
Mastodon
同じく分散型のSNS。多数のサーバーが連合して一つの網をなす。
ActivityPub
異なるサーバー同士が投稿をやりとりするための通信規格。MastodonやMisskeyが対応している。
OStatus
ActivityPub以前に使われていた、同種の通信規格。
Bluesky、ATプロトコル
Twitterから派生したSNSと、その土台となる規格。
LAMP構成
Linux・Apache・MySQL・PHP を組み合わせた、ウェブサーバーの古典的な構成。
Kubernetes
多数のコンテナをまとめて動かし、管理するための基盤。
バイブコーディング
生成AIに任せてコードを書かせる進め方。人が言語の詳細を理解していなくても動くものが作れる。
アドカレ
アドベントカレンダー。十二月に日替わりで記事を持ち寄る、技術界隈の恒例企画。
情報処理安全確保支援士
情報セキュリティに関する国家資格。応用情報技術者、基本情報技術者、ネットワークスペシャリストも同じ情報処理技術者試験の区分。

第六篇 宮原徹16 項目

マイコン
一九七〇年代後半から八〇年代の個人向け小型計算機の呼び名。マイクロコンピューターと「マイ・コンピューター」を掛けた語。
PC-6001
日本電気が一九八一年に発売した家庭向けのマイコン。
PC-9801
同じく日本電気の個人向けコンピューター。一九八〇年代から九〇年代の国内標準機で、ワープロとしても広く使われた。
GNU
リチャード・ストールマンが始めた、自由に使えるソフトウェア群を作る計画。コンパイラやエディタ Emacs などを生んだ。
フリーソフトウェア
「オープンソース」という語が一九九八年に提唱される前から使われていた呼び名。無料という意味ではなく、利用や改変の自由を指す。
Solaris
サン・マイクロシステムズの商用 UNIX。
NCSA、Apache
初期のウェブサーバーソフト。NCSA のものを源流として Apache が生まれた。
ディストリビューション
Linux の中核に、周辺のソフトをまとめて使える形にした配布物。
OSC
オープンソースカンファレンス。二〇〇四年に第一回が開かれ、全国各地で継続している。入場・参加は無料。
OSPN
Open Source People Network。OSC などのイベント運営を全国で支える活動体。
connpass
技術系の勉強会やイベントの告知・参加登録に使われるサイト。
アンカンファレンス
あらかじめ発表内容を決めず、集まった人がその場で持ち寄って進める形式。
MVP
Minimum Viable Product。必要最低限の形で作り、動かしながら育てるという考え方。
LL、ODC
LL は、二〇〇三年に「LL Saturday」として始まったイベント。当初の LL は Lightweight Language の略で、手軽に使えるプログラミング言語を扱っていた。二〇一七年からは「Learn Languages」と名を改め、言語を広く扱う催しとして続いている。ODC は Open Developers Conference。
タイパ
タイムパフォーマンス。かけた時間に対する満足の度合い。

第九篇 藤田優貴(aruneko)23 項目

Vine Linux
日本語環境を重視した国産の Linux ディストリビューション。一九九八年から二〇二一年まで開発された。
Yahoo!ジオシティーズ
無料でホームページを作れたサービス。日本版は一九九七年から二〇一九年まで。
パーミッション
ファイルごとに、誰が読み書き実行できるかを決める権限の仕組み。
Apache
ウェブサーバーのソフトウェア。一九九五年公開。
WordPress、MySQL
前者はブログや小規模サイトを作るためのソフトウェア、後者はその裏でデータを保存するデータベース。いずれもオープンソース。
Ubuntu 8.04
二〇〇八年四月公開の Ubuntu。当時は雑誌の付録 CD で配られることが多かった。
OSC
オープンソースカンファレンス。第六篇の語り手が二〇〇四年に始めた。
一般社団法人 LOCAL
北海道の技術コミュニティを支える団体。学生の交通費を補助する制度を続けている。
セキュリティ・キャンプ
情報処理推進機構などが開く、若手向けの合宿型講習会。
SecHack365
情報通信研究機構が主催する、一年間かけて開発を続ける若手向けプログラム。二〇一七年開始。聞き手も二〇二六年度の受講生。
Code for Japan
市民が技術で地域の課題に取り組む活動を支える一般社団法人。各地に Code for ○○ がある。
Redmine
オープンソースのタスク管理ソフトウェア。
WebUSB
ウェブページから USB 機器を直接操作するための、ブラウザの機能。
ext2、ext3、ext4
Linux で使われてきたファイルシステムの形式。番号が新しいほど後発。
Trivy
コンテナやファイルの中身を調べ、既知の脆弱性を持つソフトウェアを見つけるオープンソースの検査ツール。
Elm
ウェブ画面を作るためのプログラミング言語。
LT
ライトニングトーク。五分程度の短い発表。
都電 LT
語り手が二〇二五年一月に開いた催し。都電荒川線を一両貸し切り、三駅ぶんの走行時間を持ち時間として発表する。車内では機材が使えないため、印刷した資料と地声で行われた。
GPL
GNU General Public License。改変して配布する場合、改変後のソースコードも同じ条件で公開しなければならない。
プロプライエタリ
ソースコードが公開されず、提供者が権利を握っている状態。オープンソースの対義語として使われる。
OpenStreetMap
誰でも編集できる世界地図。地図そのものがオープンデータとして公開されている。
GTFS
バスや鉄道の時刻表を、機械が読める形で公開するための共通形式。
5374.jp
ゴミの収集日を表示するウェブアプリ。二〇一三年に Code for Kanazawa が公開し、各地に移植された。

第十篇 羽鳥健太郎35 項目

FM-8
富士通が一九八一年に発売した八ビットのパソコン。
PC-98
日本電気が一九八二年に発売した PC-9801 とその後継機。国内の事実上の標準となり、エプソンが互換機を出していた。
BASIC
初期のパソコンに標準で載っていたプログラミング言語。
メインフレーム
企業や大学が共同で使う大型の計算機。端末から順番に使う。
Fortran
科学技術計算に使われてきたプログラミング言語。一九五七年公開。
BSD
カリフォルニア大学バークレー校で作られた UNIX 系の OS。BSD 4.2 は一九八三年、BSD/386 は一九九二年。
f2c
FORTRAN で書いたプログラムを C 言語に変換するツール。
リチャード・ストールマン
一九八三年に GNU プロジェクトを始めた人。ソフトウェアを自由に使い、調べ、変えられる状態を守ろうとした。
Solaris
サン・マイクロシステムズが売っていた商用の UNIX。
Walnut Creek CDROM
一九九一年設立。フリーソフトウェアを CD-ROM に詰めて売っていたベイエリアの会社。のちに FreeBSD の開発を支えた。
Yggdrasil
一九九二年十二月に最初の版が出た Linux ディストリビューション。バークレーの Adam J. Richter が作り、CD-ROM から直接起動できる最初のものだった。名は北欧神話の世界樹による。
X
UNIX 系の OS で画面を描くための仕組み。X Window System。
10BASE-T
電話線に似た端子で、機器を一台ずつ集線装置につなぐ方式。それ以前は一本の同軸ケーブルに機器を数珠つなぎにしており、どこかが抜けると全体が止まった。
パスコ
航空測量と地図の会社。同じ読みの製パン会社とは別。
GIS
地理情報システム。地図の上に情報を重ねて扱う仕組み。
Tokyo Linux Users Group
一九九四年発足。日本にいる英語話者が中心で、集まりも英語で行われた。
BBS
電話回線でつなぐ会員制の掲示板。パソコン通信ともいう。
日経 MIX
日経マグロウヒル(現・日経 BP)が一九八七年九月に始めた BBS。一九九七年十月に終了した。
ネットニュース
大学や研究機関のサーバーが記事を順ぐりに配り合う、掲示板に似た仕組み。
IPA
情報処理推進機構。経済産業省が所管する。
オープンソースソフトウェア事業
IPA が二〇〇三年度から行った「オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業」。二〇〇九年の事業仕分け以降、オープンソース関連の事業は行われていない。
未踏
IPA が若手の開発者に開発費を出す制度。年齢の上限を設けた「未踏ユース」があった。
uim、Anthy
Linux で日本語を入力するためのソフトウェア。uim が入力の枠組み、Anthy がかな漢字変換を担う。
小江戸らぐ
二〇〇二年八月、語り手が Linux Users のメーリングリストに呼びかけて始まった。川越を中心に、月に一度集まる。
connpass
勉強会の告知と参加登録を行うウェブサービス。
YLUG
横浜 Linux Users Group。カーネル読書会で知られる。
LinuxUSER
小江戸らぐの活動報告集。年二回、コミックマーケットで頒布している。
UNIX USER
ソフトバンクが一九九二年に創刊した雑誌。付録の CD-ROM に各種の OS が収められていた。二〇〇五年に『オープンソースマガジン』と改称し、二〇〇七年一月号で休刊。
キンコーズ
コピーや製本を扱う店。同人誌の印刷に使われてきた。
ソフトウェアエンジニアリングセンター
IPA に置かれていた組織。ソフトウェア開発の手法や品質の研究を行った。
事業仕分け
二〇〇九年、民主党政権下で行われた予算の公開見直し。
JICA
国際協力機構。政府開発援助を実施する。
ジョグジャカルタ特別州 ICT 活用教育質向上事業
聞き手がその場で検索して見つけ、チャットに貼ったもの。語り手が話している支援と同じものかは、この場では確かめられていない。
OSC
オープンソースカンファレンス。第六篇の語り手が二〇〇四年に始めた。
東海道らぐ
名古屋・静岡・神奈川の参加者で開いている勉強会。

第十一篇 松澤太郎24 項目

MSX
一九八三年にアスキーとマイクロソフトが定めた、家庭用パソコンの共通規格。各社が同じ規格の機械を出した。
行番号
初期の BASIC では、各行の先頭に番号を書き、その順に実行された。行を挿入するために番号を十飛ばしで振る、といった書き方をした。
Hello! PC
ソフトバンクが一九九〇年代に出していたパソコン誌。
PC-UNIX
パソコンで動く UNIX 系の OS の総称。Linux や FreeBSD を指す。
RAR
ファイルを圧縮してまとめる形式の一つ。
Tcl/Tk
スクリプト言語 Tcl と、それで画面を作るための Tk。
Netscape Navigator
一九九〇年代に広く使われたウェブブラウザ。一九九八年にソースコードが公開され、その公開に合わせて「オープンソース」という言葉が使われはじめた。公開されたコードを引き継いだのが Mozilla で、そこから Firefox が生まれた。
Scheme
Lisp から分かれたプログラミング言語。文法が小さく、教育にも使われる。
CD-R
一度だけ書き込める CD。焼いている途中で処理が追いつかないと失敗し、その一枚は使えなくなった。
GIS
地理情報システム。地図の上に情報を重ねて扱う仕組み。
Visual Basic
マイクロソフトのプログラミング言語。画面を組み立てながら作れた。
もじら組
日本で最初の Mozilla のコミュニティ。二〇〇〇年十二月発足。代表を「組長」と呼ぶ。
Georepublic
オープンソースの地理空間技術を扱っていた会社。
Code for Japan
市民が技術で地域の課題に取り組む活動を支える一般社団法人。第九篇にも出てくる。
FOSS4G
Free and Open Source Software for Geospatial。地理空間のオープンソースが集まる国際会議。各地でローカル版が開かれる。
OpenStreetMap
誰でも編集できる世界地図。地図そのものがオープンデータとして公開されている。
OSGeo
地理空間のオープンソースを支える国際的な財団。
日本 UNIX ユーザ会
一九八三年発足。UNIX とその周辺の技術を扱う団体。
Navara
三次元の地図エンジン。GIS の処理を Rust と WebAssembly で持ち、描画は Three.js に委ねる。二〇二五年の FOSS4G で発表された。
MapLibre GL JS
ブラウザで地図を描くためのオープンソースのライブラリ。
Slint
Rust などで画面を作るためのオープンソースのツールキット。語り手はこれで同じデモの単体で動く版を作っている。
Otherman Records
デモで使われている音源のレーベル。クリエイティブ・コモンズのもとで公開されている。
クラウドネイティブ形式
巨大なデータをまるごと落とさず、必要な範囲だけを取り出せるようにしたファイルの形式。地図データでよく使われる。
HTTP のレンジリクエスト
ファイル全体ではなく、その一部だけを指定して受け取るための仕組み。